全国の栄養士、管理栄養士養成専門学校の教育の充実と発展のための情報サイト

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全国栄養士養成専門学校協議会

「食育栄養インストラクター」資格認定制度

食育栄養インストラクターとは

 近年の我が国における食をめぐる状況の変化に伴う様々な問題に対処していくため、2005年6月、食育基本法が公布されました。
食育基本法では、食育は生きる上での基本であって、教育の三本柱である知育、徳育、体育の基礎となるべきものと位置づけられるとともに、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるものとして食育の推進が求められています。
また、2013年12月、ユネスコの無形文化遺産に「和食 日本人の伝統的な食文化」が登録さたことにより、わが国の伝統的な食文化の継承が課題となっており、食育の一環として継承を担う人材育成が重要となっております。
 このような中、全国栄養士養成専門学校協議会では、 地域社会や職場における食育推進に貢献し、世の中の食環境の情報に敏感に対応できる管理栄養士、栄養士の輩出を目指すことを目的とし、「食育栄養インストラクター」資格認定制度を創設しました。
 食育の知識と実践をしっかり学んだ学生に対し、指導者として認定される資格です。

「栄養士とWライセンスで、食育のプロの証!」

概 要

資格名称 食育栄養インストラクター
対象者 本協議会の養成施設に在学する学生(卒業生も含む)
認定資格取得の方法 食育栄養インストラクター資格取得を目指す者は、養成施設において「食育栄養インストラクター資格認定に必要な授業科目」を受講のうえ、一般社団法人 全国栄養士養成施設協会 栄養士実力認定試験を受験し「認定証A」を取得します。
認定証の交付 養成施設の卒業が確定した以降、卒業式までに養成施設を経由して認定証が本協会から交付されます。

資格認定までのフロー

食育栄養インストラクター履修科目

履修項目 食育履修内容
1. 食育 食育の意義、食育基本法の制定
2. 食生活と文化 食の成り立ち、伝統料理と伝承、日本の料理の成立、日本人と食の歴史、郷土料理の成立、地産地消と身土不二、旬の食材と食生活、近現代の食事
3. 食の安心・安全と衛生 食品と安全性、安全性と危険性の見極め、消費期限・賞味期限、施設・設備の衛生、食品安全のリスク、食品の保存方法、アレルギーと食事、食中毒の予防
4. 食品と味 食品の選択、食事のおいしさ、食品の表示
5. 栄養管理 日本人の食事摂取基準、食生活指針・食事バランスガイドの活用、健康日本21
6. 食(調理)と心理 食事と心の関係、食事の環境、食卓でのコミュニケーション、食事のマナー、心の変化と食行動
7. フードシステム
(食料・環境問題)
世界と日本の食料事情、各国の食料自給、地球環境問題―エコへの取組み、世界の食育、フード・マイレージ
8. 食育実践 体験学習の目的、ライフステージ別の食育の意義と実践、食育事業企画(食育イベント)
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